“Wii Preview”にて岩田氏、宮本氏がWiiの魅力を語る

情報元:ラブフール
http://eg.nttpub.co.jp/news/20060915_12.html
聞いてて思うんだけど、何か足りないんだよなあ。Wii Connect 24が成功している様子がどうにも思い浮かばない。希望としては勿論うまく行って欲しいと思ってる、でも現実問題かなり厳しいんじゃないかなあと思う。
そう思う理由の筆頭が、無線LAN環境のインフラ(基盤)が家庭に整ってないって事。ネットに繋げられなきゃWiiでニュースは見れないし、天気もわかんない。なのにLANの接続ポートすらなく、ネット環境にある家ですら、無線LANの為に新たに環境を増築しなければならない仕様。携帯機であるDSに有線って言うのは確かにスマートじゃない、だけど、据置機って基本的に場所を移動することはないし、他にも色んなケーブルが繋がってる。
多分任天堂としては、テレビの近くに置いて欲しいが、お茶の間のテレビ近くに、LANケーブルが延びている家庭環境はあまりないと考えているのかも知れない。そうなると確かにWiiはLANケーブルが近くにある範囲に置かれ、お茶の間を制する事が出来なくなると考えられる。でもそれよりも、無線LAN環境を構築・増築するには、有線で繋げるより遥かに労力が必要だってことがわかってないとは言わせない。その為にWi-Fi USBコネクタを作ったし、それを一般家電屋でも買えるようにまで普及させた。実際無線LANってのは大変だ、あと2〜3年後ならいざ知らず、今各家庭にそれを求める事は、余りにも酷なんじゃないだろうか。
じゃあそのWi-Fi USBコネクタを使えばいいんじゃないだろうかとも考えた、だけど一般家庭の果たして何割が、Wi-Fi USBコネクタをつけたパソコンを、一日中つけっぱなしにしておくだろうか。1%にも満たないのではないか。そんな状況で「24時間眠らないハード」を掲げられるのだろうか?じゃあ、このハードは24時間眠らない必要があるのか?そんな風に思う。大体にして、パソコンがついてるなら、ニュースや天気はどう考えたってパソコンを見たほうが情報量は圧倒的だ。そう考えるとWi-Fi USBコネクタとWiiの相性は、とても良いとは言えないのじゃないのか。
そもそも24時間眠らないメリットについて私達は語られてない。情報が無い中でメリットを考えてみても、大容量の体験版を深夜のうちに配信したり、着信と同時にWiiが光るなどしてすぐわかるようになっている、それくらいしか24時間繋がっているメリットが見えない。
任天堂は、Wii発売と同時か近いうちに、BUFFALOと組んででもルータから直結で繋げられるアクセスポイントを作る必要があると思う。少なくとも、Wii Connectを新規ユーザーの発掘に使うのならば、それくらいはやらないとまずいのではないだろうか。
追記:え、有線LANコネクタ出るの?じゃあただ単にポート取り付けると費用が嵩むからってだけか、長いエントリ書いたのにトホー。でも別売にするほどニーズが薄いはずは絶対にないと思います。