公式チート是非

http://d.hatena.ne.jp/lastline/20080822/1219389523
 最初に自分の立ち位置を述べておきますと、PARは反対派です。あれは色んな事が出来すぎて、ゲームが簡単に死んでしまう。しゃぶり尽くしてやる事が無くなったゲームで、面白い改造をして云々ってのはアリだと思っていますが。


 この記事も、この記事が引用している元記事も読んで思ったのは、やっぱり金でレベルを買ってでも物語を楽しみたいって人がいるんだったら、公式チートは悪でもないかなと言う気持ち。でも、じゃあゲームすんなよ映画見ろよ小説読めよって言う人が居ても、その気持ちもわかる。やっぱりゲームってプレイしてなんぼだと思います。


 ならなんで公式チート容認派かって言うと、最初から物語だけを楽しみたいと思って買った訳じゃない人が居るかも知れないからです。というか自分がそういうタイプです。


 自分は昔はRPGばっかりやっていたけれど、最近はすっかり離れてしまっています。何故かと言うと、大体のRPGで、20時間手前でそのゲームの戦闘システムに飽きが来てしまい、最後までプレイ出来ないからです。最後までプレイ出来そうもないのに、RPGに手を出すなんておこがましいって事で、プレイしていません。あと最近のRPGは平気で50時間とかかかるから、一つのゲームにそんなに時間かけてらんないってのもあります。


 それでも時々ムラムラきて手を出しては、大体20時間の壁が越えられず玉砕します。時折玉砕したソフトを寝かせておいて、一年後とかにやりなおす事で最後までモチベーションを保てたRPGもありますが(FF12など)、大抵は飽きのせいでラスボスを撃破できてません。ストーリーもなんかつまんないよ、ってゲームはそれで別に構わないのですが、ストーリーは気になるのに戦闘はしたくなくてやめてしまったゲームって、何とも悔しい気持ちになります。


 で、そういう時にもしちょっと*1の手助けでゲームが楽になるなら、ゲームのシステムには飽きてしまったけれど、ラスボスを倒した後の話まで見れるなら、途中で投げずに物語を最後まで楽しめたかも知れない。いやゲームやってんだからゲームのシステムに飽きた時点でお前にとってそのゲームは終わりだろ、ストーリーを楽しむ資格はないよ、って言われたらそれまでなのだけれど。公式チートは無くても良いかも知れないけど、だからってあっちゃ駄目とはならないんじゃないかなあと。


 ただやり方として、余りに製作者の心というか、コストがかかってないですよね、単純なレベルアップの方式は。とってつけたような、って臭いがする。経験値アップアイテムやエンカウント率低下アイテムの方がまだ、もてなされているような気がして払う方も気持ちが良いです。それでも私は、こういう「いざとなったら何とかなる方法もあるよ」ってのを提示されていると、飽きる事を恐れないでプレイ出来て良いなと思います。
 追記:うあ、難易度あるのか。なんてこった。

*1:やりすぎは良くない、だからPARよりは好印象を受ける